TOSHIBA GSN120
より早く、より安全な印刷を実現するため弊社ではTOSHIBA GSN120を導入しています。
従来の連結駆動グラビア印刷機に比べ、作業スペースが広く、またシャフトレスのため印刷機内部の通過もできるようになり作業環境が向上しました。近年ユーザーの要望により多品種少ロット化への対応のため、印刷色の振り分けによって可動時の版の差し換えや、インクの調整ができるようになり準備時間を大幅に短縮しました。また、初期の見当合わせが速いのでロスが少なく印刷スピードが大幅にアップしたため将来的コストダウンが可能になります。
印刷技術においては精度が格段にアップした事により従来グラビア印刷では表現しずらかった3D等の精密印刷ができるようになりました。また、オートメーションシステムによってインクが循環ろ過されるのでインク内のゴミの除去をはじめ濃度の調整等が自動的に行われドクター線の発生や色むら等を完全に紡ぎます。
環境への配慮から水性インクへの移行が考慮されている現在、各印刷会社では印刷機の改造等による試行錯誤が繰り返されています。
水性化につきましては、「印刷機械」「インキ」「フィルム」「版」及び「印刷技術」とすべての調和が必要です。
私たちは、日々各メーカーと情報交換をしながら、水性インクによる印刷のスタンダードを求め、印刷技術を高めています。一歩一歩の努力を続けながら未来の社会環境にマッチしたグラビア印刷の更なる技術の向上に努めたいと思います。